夫婦間、上司と部下間で起こる「察して」「言って」感情の深層心理

◆結婚

今回は夫婦や交際中の男女の間でもありがちな、

「察して!」

「言ってくれなきゃわからない」問題に対する、お互いの気持ちと真相について、運命的に体験した両者の立場から考察してみます。

◆夫婦の間で起こる「察して」と「言ってくれなきゃわからない」問題の深層心理

 

こんにちは、中野カンナです。

 

私が結婚生活を営んでいたのは、まだ20代という今から思うとはるかかなたの過去です。私の場合はいわゆる「デキ婚」であったため、新婚生活妊娠期間が被り、瞬く間に新生児との過酷な育児生活へ突入しました。

 

 

ムスメちゃん
ムスメちゃん

ばぶ。

 

入籍前から1年ほど、元旦那さんとは同棲生活をしていましたけれども、その間も元旦那さんの元婚約者だった(と結婚してから分かった)元彼女が襲撃してきたり、私は既に仕事をやめて部屋も引き払っているのに、元彼女とやっぱりやり直したいと言われたり(苦笑)

 

おまけにその直後にデキ婚で結婚してからは、その元彼女元旦那と交際中に子供を中絶していた経緯があったと知ったり・・・、元彼女と結婚期間中に会っているのが分かったり(離婚前に発覚)・・・と、元旦那と一緒になってから心休まる日は殆どありませんでした・・・。

 

■詳しくはこのあたり↓

怒りの感情は変化する~離婚から現在の元夫や家庭への気持ちの変遷
離婚前後の夫婦に起こった怒りの感情の修羅場と現在の幸福感、元夫や家庭というものへの気持ちの変化、経緯についてつらつらと書きました。

 

人は
人類で最も合わない相手
と結婚することになっている

という仮説を信じそうになります。

 

 

妊娠初期にも、妊娠していると分からなかった時期までには「おまえは精神がたるんでる」「具合が悪いのは自己管理能力がないからだ」などと営業マンの精神論という剣を向けられ続け、常に「ダメな人間」の烙印を押されていた結婚生活だったなという印象で、(いったいなんで結婚したんだろう)と未だに不思議でなりません(笑)

 

結婚出産は
女性が夢見がちだからこそ
実現することかもしれないw(新たな仮説)

 

※今はいい関係で養育費も貰って感謝しています。

 

 

しかし、そんな傍若無人な若き日の元旦那でも、私の妊娠が分かってからは家族を背負う男としての決意が固まったのか?人が変わったように優しく私に接してくれており(妊娠中も色々あったけど)、妊娠の最終期と、出産までの時間は、私の人生の中でも宝物のような、最高に幸せな時間でありました。

 

あの日にだけは、
人生で唯一、
帰ってみたいかもなあ・・・。

 

 

◆妻のイライラの元はいつも「察しない」旦那

 

しかし、そんな幸福な時間もつかの間、子供の出産と共に私たち夫婦のバランスは徐々に崩れていくこととなりました。

 

 

一晩通しで眠れる日が私に再来したのは、出産から1年半が過ぎた頃

 

保育園へ入れる事で
初めて一晩ちゃんと
眠れる子になりました・・・。

 

ムスメちゃん
ムスメちゃん

ばぶ。

 

それまでも、2度3度と毎晩のように夜泣きで起きるとの不眠生活が、私から様々な「忍耐力」を奪っていき元旦那さんのやれ「アレが無い、コレが無い」から始まり、靴下クルクルぽいぽい攻撃、家の中のあらゆる蓋という蓋が締められない夫、挙句には牛乳をラッパ飲み

 

休みに自分だけはホリデイなのでジムへ行き、帰ってくるなり

「ごはんまだ?」

 

平日に疲れ切ってと寝落ちしたを、帰宅するなり叩き起こし、

「リビングがきたないんだけど」

 

・・・と、とにかく、こちらの初めての新生児とのワンオペ激闘の日々を、何も「察する」ことなく暮らし続ける元旦那さんに、当時私の心は荒廃していきました。

 

「じゃあ、片付ければ!?」

 

 

心の中では叫んでいましたが、もうそこまでの余力も当時の私には無く、イライラした様子でぷりぷりしながら、自力ですべてをやろうとしていました。(と思われます。)

 

精神が
限界を迎える日まで。

 

産後鬱~精神病院・心療内科へ離婚前後の梅核気こころの回復の死闘
産後鬱から梅核気を起こすほどの精神的こころの病や心療内科、精神病院へ通院する経験、私に起こった「幸せが見えなくなる」心の問題の諸症状と現在に至る回復までの経緯、その際に通った各病院の事について治療方針や感想なども含めてお話しています。

 

あの時の私はとにかく頭だけは完璧主義で(結局できななかったけど)、超絶神経質だったのです。おまけに人から力を借りられる能力も無かった・・・。

 

完璧主義が陥る
負のスパイラルw

 

 

不幸体質ww

 

なぜ、この人は私の状況が理解できないのだろうか。

きっと想像力が圧倒的に欠如しているのだ

きっと私のことなど愛していないのだ

きっと子供が出来たという事での責任感情だけで結婚をしたのだ

本当は元彼女と結婚するべき運命だったのだ等と

 

徐々に考え始めるようになり、そこからは離婚まで完全に負のスパイラルでした。

 

 

色々と元旦那さんの負のエピソードを語ってしまいましたが、

 

現在の私が思うに、そんな風に言う私だって、結婚した時には脳内フリルが3段か5段くらいあるような未熟な状況で、経済的にも精神的にも元旦那さんに完全にぶら下がりたい(むしろそれが当然)位に思っているような女性でした。

 

ザ・依存体質w

 

ですから、脳内フリル
血を流して1段1段剥離するような痛み。

それが結婚生活。

でした・・・。

 

 

結婚式やらなかったけど
きっと人生最後の
フリル祭りだと思うw

 

けれども、当時の私がもろもろ自立していない未成熟な女性であったように、若き日の元旦那さんが未成熟だったのも今から考えれば当然のことなのです。私は精神的・経済的に、元旦那さんは身の回り自分の日常生活を成り立たせることが何もできない意味で、お互い別々の所で自立していませんでした。

 

そして、お互いがお互い、相手がやってくれるのが当たり前だという感謝の無い状況。

 

男女ともに、
自立と感謝なくして
真の幸福ナシ。

 

モラハラとパワハラの背景原因「選択肢が無い」足元を見る心理構造
モラハラとパワハラの背景、原因には「選択肢が他に無い」という弱い立場の人間が強者から「足元を見られ支配される」という同じ心理構造があるようです。今回は私が実際に体験した状況から強者の精神性の希薄さや脅威に怯える真逆の姿を考察します。

 

◆「察しない」旦那の「言ってくれなきゃわからない」という抗弁に感じていた妻のリアルな気持ち

 

産後、2年もする頃には、色々な意味で元旦那絶望した私は、精神的肉体的限界を迎えており、自分から元旦那に対しての優しさや気遣いを発動する余力はありませんでした。

 

 

彼に娘を任せた時に限って、娘がタバコを誤飲する事故が起きたり、耳を角にぶつけて貫通し耳から大流血をする事故が遭ったり、額が陥没するケガをしたりと、

 

当時、初めての子供の育児で元々かなり神経質だった私には、元旦那へ子供を任せることは娘の命にかかわるとも思っていました。

 

旦那には
娘の命の安全を守れない。

 

これも、今思えば圧倒的に子供との時間に差があった元旦那さんでは「親スキル」「保育スキル」「父性」「母性」に差があって当然で、

社会で日々闘い続けて帰ってきた旦那さんに「私のようには自分のことすら、何一つできない戦力外の旦那」と思うことは、私の方こそ想像力に欠けていたとも思います。

 

 

元旦那さんが収入の10分の1しかお金を家に入れない事で、私が独身時代の貯蓄を切り崩して暮らさなければならない事も正直かなり不満でした。そんな私に対して、元旦那さんも徐々に夫婦の危機感と苛立ちを覚えたようで、

 

「先手先手で察するなんて俺にはできない」

「やって欲しいことがあるなら、そうちゃんと言ってくれればいいじゃないか」

 

と頻繁に怒鳴って言うようになりました。どうせそれも「かわいらしく」「お願い」しないとやる気ないんでしょ。こんなに誰が見ても不当に疲労困憊で頑張っている私が、本来当然分担すべき労力に対して

 

どうして
「お願い」しなきゃならないの??

 

 

と当時の私は、強烈に「言ってくれなければわからない」というセリフに不快感を持っていたのを覚えています・・・。

 

「分からない」のは、相手が「知ろうとしないから」だと思っていました。

 

その後、私たち夫婦は、娘が5歳の時に当然の流れとして泥沼離婚をするわけですが、私がこの「察して」「言ってくれなければわからない」問題に改めて直面したのは、それからかなり後でした。

 

このブログでも何回も登場している、「私が最後に所属した会社のパワハラ女上司との関係の上で、この「察して」「言ってくれなきゃわからない」問題に再会することになりました。

 

 

元旦那との関係では理解できなかった彼のセリフを、今度は私が言う側となって問題は再来しました。

 

「言ってくれなきゃわからない。」

 

そう言っていた元旦那さんの真意を知るための、神さまからの仕掛けだったようにすら思える不思議な出来事となりました。

 

◆上司と部下にも起こる「察して」と「言ってくれなきゃわからない」問題の深層心理

 

最後に所属した会社の女上司とは色々な激闘の歴史がありますので、よろしければ下記をご覧ください↓

バンジー退職の背景に女上司のパワハラ実例付/会社辞めて1年④
会社を退職する直接の原因に女上司によるパワハラ実例と彼女のPMS、自己肯定感の欠如があったという体験について今回は書きました。バツイチ子持ちの私が2018年に会社を辞めて1年で当時を振り返るシリーズその④です。

 

今となっては大事な「思い出の人」にすら思える(笑)、パワハラ女上司も、命令は得意でしたが、私に細かい仕事を振るのがとても苦手な人でした。

 

依頼するお願いする

 

という事がプライドとして許せなかったのか?もともと性質上不足しているスキルであり、女上司が私に怒り爆発で日々キレていた時の言葉にもこんなものがありました。

 

 

「ワタシがやって欲しいと思うことを先手先手で「察して」ください。何でそんなにこちらの気持ちが分からないんですか??」

 

「育ちなのか知りませんが、中野さんって本当に気が利かない人ですね」

 

とおっしゃっていました。

 

中野カンナ
中野カンナ

当時はいっぱいいっぱいだったのであまり気付きませんでしたが、振り返ると正しい正しくない以前に、とてもイジワルだったなと思いますね。

 

行くだけで精神がえぐられるので、毎日会社は辞めたかったですけれども、女上司と信頼関係最悪期(身の振り方を本気で考えるレベル)を迎えたのは退社迄の3年間で計3回、3回目で私は退社を決意できました。

 

「会社組織」辞めて1年①退職までのやめたい理由とその後の半年間
会社組織をやめたい!と思った理由と、退職後から半年間について振り返りました。今回は、バツイチ子持ちの私が2018年に会社を辞めて、半年で会社員給与を超え、現在までの1年間を振り返るシリーズその①です。

 

最初は入社半年後ほどの時期で、そこからさらに1年後に2度目の末期が訪れました。2度目の1対1の密室直接面談ではこのような話が彼女からありました。

 

「何かかできること、ございませんか?」(御用伺い)
「○○をやろうかと思うのですがいかがですか?」(許可を乞う)
お手伝いしましょうか?」(先手で提案)

 

という言葉が毎日(彼女の業務を邪魔しない絶妙なタイミングで)欲しかったそうです(笑)

 

 

コレ、お言葉を返すようですが、タイミングを間違うと、それ以前も必ずピシャっと逆ギレされてきていました。

 

「自分のことやってください」

「今忙しいのでいいです」

 

こんな言われ方が多かったので、私はてっきり彼女は私からおせっかいに関わられたくなく、余計な手出しをされることがキライな人だとばかり思っていましたから、「察して欲しかった」と言われた時には椅子からひっくり返るくらいの気持ちでした。

 

それに・・・その会社では、役員にだって秘書はついていません。彼女は私を手足となって面倒なことを何から何までしてくれる秘書(というか下僕)にしたかったようです。

 

 

「察して!」

 

それに対する私の気持ちはこうでした。

 

「言ってくれなきゃ分かんないし。」

 

ん??どこかで聞いたことのある言葉だな?と思ったら、産後に「私自身が夫に対して思っていた感情」「夫が私に対して返した言葉」と見事に一致していたのでした。

 

■私が完璧主義を止める決意をしたお話はこちら↓

完璧主義をやめる~人から力を借りる、許す能力で身に付ける幸福力
完璧主義・神経質という状況に陥った経験~人から力を借りることを自分自身に許し、他者を許していくことで広がっていく幸福力について考えました。現代の育児や人間関係を難くするものに努力・忍耐・我慢、人に迷惑をかけないという美学がありそうです。

 

思わぬところで
思わぬことを
学ぶことになりました(笑)。

 

 

◆「言ってくれなきゃわからない」と言う側の本当の気持ちと深層心理

 

元旦那の当時の気持ちをこんなタイミングで拾うとは!(驚)という出来事でしたけれども、私が想像するに、この言葉はたくさんの女性が旦那さん、ないし恋人から受けており、

 

またその多くが、妻時代の私のような形、つまり「相手側に知ろうという意思が無い」と理解し着地したままで終わっているのではないかと思いました。

 

 

ところが、
真意は違ったのだ。

 

・・・と私には、ようやくこのセリフの本当の意味が理解できたので、何かのきっかけになればいいなという想いで書いてみます。

 

この場面での「言ってくれなきゃ分かんないし。」側の気持ちとはこうです。すべてがそうではないかもしれませんが、ひとつの参考になればいいなと思います。

 

アナタがいつも、いい感じでこちらの行動を「好意的に」受けとってくれるのであれば、こちらだって「察して」先手先手で動こうとすることもできる

でもアナタこちらがそうして懸命に動いても、これまでもすぐに怒ってあれはダメ、これもダメ、と頑張りを認める前に「ダメ出し」してきたじゃないか。もうこちらは既にそれに対してアナタに対しても自分に対しても大きな失望をしているんだ。

だからアナタの役に立つかどうかも分からないことを「ダメ出し」されるためだけに、先手先手で動いて、毎回キレられるなんて、こちらはバカバカしくてもうイヤなんだよ。

確実にアナタに「役に立った」と満足してもらえることで協力したいんだ。

こちらだって、アナタの力になりたいと思って、ずっとそういう気持ちでこれまでだってやってきた。

アナタのように完璧には出来なかったかもしれないし、いつもいつも役に立たなくて悪かったけれど、こちらの気持ちはそうだったんだ。

アナタを助けたかったし、役に立ちたくてやっていた。だけど、アナタはその気持ちをこれまでずっと両足で即座に踏みつぶしてダメだと言い続けたじゃないか。

こりごりなんだよ。良かれと思ってやった真心のつもりが、アナタの感情を逆撫でするのを、もうこちらは見たくない。自分がアナタの役に立つことを自分で率先して思いついてできるという自信ももうない。

アナタダメだと言わない
「余計な事」にならない
「必要事項」だけを指示して欲しいし

具体的にこちらに言ってよ。それなら協力もする、ちゃんとやるようにするよ、だけど、こちらは感じ悪いアナタの下僕になるつもりは毛頭ないよ!それも先に言っておく。アナタはこちらの純粋な厚意をずっと踏みにじってきたんだ。

 

書いてて、コレ、私ちょっと泣きそうになりました(笑)

 

自分がかわいそうで、って事ではないです。これは、当時の私の女上司に対する気持ちでもありますが、きっと産後に元夫が私に対して心の中で思っていた事だろうと、私はとても感じました。。。

 

当時は「言ってくれなきゃわからない、具体的に指示して欲しい」という元旦那が一体何を考えているのか全く分かりませんでした。

 

中野カンナ
中野カンナ

自分が実際に体験しないと分からない気持ちがあるものです。

 

単純に「気が利かない人」だとも思っていました。それはまた、女上司が私に対して抱いていた感情とおそらく同じでしょう。ここまで書き出してみると、良く分かる・・・。とても、元旦那さんにはかわいそうなことをしました。

 

今まさに夫婦対立の渦中にいる方、上司部下の関係で悩まれている方にとって、これが何かご夫婦や会社の上下関係にとってひとつの突破口になればいいなと思います。。。(私たちの屍の上でしあわせになってほしいw)

 

 

傷つくことや泣くことも
いつか苦しい想いをする誰かの心を
想像し、寄り添う力に変わる。

痛みは人に「慈愛」を獲得させる。

 

ひとつずつ
過去の自分の愚かさに気づくことはまた、

 

自分があの時より
しあわせな感性を
手に入れているという証拠なのだ。

 

それではまた
お会いしましょう。

 

中野カンナ

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